我が輩は童貞である。挿入はまだ無い。

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若者の街・池袋の一角に、なぜか若い女ばかりが大挙して訪れる通りがあるという。その名も「乙女ロード」。ここは“萌え”を求める女の巡礼地で女性向けの同人誌、アニメショップが６軒もひしめいている。ここでもっとも人気があるのは「ＢＬ（ボーイズラブ＝少年の同性愛）」を取り上げた１８禁の同人誌である。と言う記事を読んで『“萌え”恐るべし』とただただ感心してしまうガオです。

今日は芽生えてきた痴漢願望の続きのお話です。

痴漢を目撃して以来、ガオは

痴漢

がしたくて
毎朝、満員電車の中でチャンスを待っていました。
前回書いたとおり

偶然、女子中高生がガオのそばに来て
偶然、電車が揺れたり人に押されたりでバランスを崩し
偶然、ガオの手が女子中高生の体に触れてしまった。

というシチュエーションを待っていたんです。

そして
そのときは

訪れました。

ある日、電車に乗ると

１人の女子高生の姿を発見しました。

ガオとの距離は１メートルほど。
ですが、電車内は誰１人身動きが取れないほど満員のため
女子高生の姿を見ていることしかできません。

『今日も無理っぽいな・・・』

ガオは早々と痴漢を諦め満員電車の不快感と戦っていました。
それから数駅通過して乗客の乗り降りが多い駅に着きました。
はい、この駅は前に痴漢を目撃したとき
その被害者と加害者が降りていった駅です。

ガオが乗っていた車両からもたくさんの人が降りていきました。
そしてたくさんの人が乗ってきました。

乗ってきた乗客達に押されたガオはさっきまでとは反対の方向を向いていました。
電車内で見つけた女子高生に背を向ける感じです。
ってあまりの混雑ぶりであの女子高生がどこにいるのかわからなくなっていました。
この駅で降りてしまったのか、まだ電車内にいるのか
それすらもわからなくなっていました。

この駅を通過すると大きなカーブがいくつかある曲がりくねった線路が続いています。
カーブでは電車が傾きます。
電車内の乗客も傾きます。
乗客が押し合う感じになって窮屈です。苦しいです。
体が傾く度に乗客の声にならない声が聞こえます。

この区間の通過時がこの満員電車でもっとも苦しく不愉快なときです。
このときだけは苦しみに耐えること以外何も出来ません。
痴漢どころではありません。

っが！！
地獄の区間が終わり『ほっ』っと一息ついたとき
ガオの右手の甲に柔らかな感触が伝わってきました。

お尻の感触です。

どうやらガオの真後ろにいる人物のお尻に手が当たっているようです。

『えっ！』

っと思いビックリしてすぐに右手をどけ、振り向いて
その人物を確認すると

さっきの女子高生です♪

どこに行ってしまったのかわからなくなっていた女子高生が
いつの間にかガオの真後ろにいました。
お互い背中を向けあった状態です。

電車に揺られ苦しんでいた間ずっと
ガオはその女子高生と密着していたみたいです。

『もっと早くこの事実に気付いていたら
　苦しみももっと和らいだのに・・・。』

なんて思いながらも待ち望んでいた痴漢のシチュエーション到来に

ドッキドキです。

と言うわけで痴漢のチャンスが到来したところで話の続きは次回に持ち越すことにしたガオでした。

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